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ドアの裏にインターホン? [家づくり失敗例]

9年前にお引渡ししたお客様の話です。

土地探しからお手伝いし、また、敷地が若干三角形だった事もあり、打合せに打合せを重ね、こだわってプランづくりをしました。

工事も順調に進み上棟確認時での出来事です。

お客様から・・・、

『やっぱり、寝室のドアを外開きに変更したい!』
との要望がでました

一般的に、個室のドアは内開きとしますが、ベットのことを考えると、危険を承知で外開きに変えたいとの事でした。

特にドアその物が変るわけではないので、割と気軽に応じ、それに併せて、スイッチやコンセントの位置も変更しました。

ところが、竣工し内覧をしている時、その変更したドアの裏手にインターホンが残されている事が発覚したのです。


上棟打合せ時に各業者さんに連絡し、変更に関わる所、全てを手配したつもりが、インターホンだけ抜けていました。

やむなくドア周りの石膏ボードとクロスをやり替え・・・、

工事中の変更は、思わぬ所まで影響してしまうものだと、強く、強く実感しました。トホホ・・・。

これ以降は、工事中の変更が無いように、隅々まで吟味し、仮に変更があっても、各業者さんを一同に集めて、すり合わせをするようになりました。 

でも・・・、

なにより、曖昧にせず、しっかり決めてから着工するのが一番です!

今回で、「家づくり失敗例」も最終号です。

機会があれば、また新たな「一年企画・コラム」を書きたいと思います。

ご拝読ありがとうございます。


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うっ、2階が暑い! [家づくり失敗例]

8年前にお引渡ししたお客様の話です。

当時は、屋根断熱パネル(DSP)が、オプション扱いで、結構値段も高かったのです。

(延床40坪の家で、差額約65万円程度)

そこで・・・、

『熱貫流率が同等の断熱材を、同じ厚さ入れれば、同じ温熱環境が得られるのでは?』 

との考えで、現場で屋根(勾配天井)に断熱材を入れることになりました。
お引渡しも無事に済み、初めての夏。

『2階が暑い!』との残念な連絡がきてしまったのです・・・。

何故だろう?理論的には、同じはずなのに・・・。

お客様から責められる事は無かったのですが、かえって申し訳ない気持ちで一杯になりました・・・。

何がいけなかったのか?未だに明確になっていませんが、屋根の断熱材を現場で施工する事に限界があったのだと考えてます。

構造材との間に隙間が出来てしまったのでしょうか?
また、屋根面の断熱材がロックウールとの併用だったのも原因の一つかもしれません。
ささいな隙間でも、2階リビング&勾配天井のこの家には、大きな問題となったのだと考えています。

今、屋根断熱パネル(DSP)は標準装備となりました!
そして、実家の建替えで、あらためてこの威力を体感しています。


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バルコニーとプランター? [家づくり失敗例]

6年前にお引渡ししたお客様の話です。

着工に向けて、実施設計を進めていた時、お客様から、子供部屋の窓にプランターをつけて欲しい!との要望が出ました。

理由を伺うと、布団を干したいから・・・、窓だと半分しか干せないので・・・、との事でしたので、比較的手すり高のあるプランターを探し、カタログでサイズを確認の上、決定しました。

工事も順調に進み、足場が外れた時です。
お客様がそのプランターを見るや否や・・・、

プランターが付いていない!これじゃ布団が干せない!
との大きな声!!

「えっ?どこからどうみてもプランターですが??」と我々。

実は、このお客様は、アルミや鉄製のブラケットバルコニーを『プランター』、建物と構造的に一体になっている躯体バルコニーを『バルコニー』だと思っていたのです。
ですから、当然「プランター」は身体ごと外に出られるものと思っていたのです・・・。

この時は、打合せの経緯を再確認し、布団の干し方を検討し、結果的にさほど無理なく干せる事をご理解・ご納得頂けたので、大きな問題にはなりませんでした。


しかし、思い違いは大きなトラブルにもなりかねません。

この後は、一層、形状・材質・色等など・・・、とにかく行き違いが無い様、注意し計画を進めるようになりました。


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熱帯夜に熱風? [家づくり失敗例]

過去に失敗?した話です。

ご契約後、打合せも順調に進み工事着手~無事、竣工!
お住まい頂いてからしばらく経過したある日。
北側隣地の方から、電話が入りました。

何かと思い連絡してみると・・・、

『おたくの建物のせいで、暑くて眠れない!』 との怒り。
えっ? 日当たりが悪くなったと言われる事はあるけど、暑くて眠れない???
取り急ぎ現場に行ってみると、そこにはエアコンの室外機が並んでいました・・・。
なるほど、これか・・・。

エアコンは、お施主様が手配されたのですが、北側が一番邪魔にならないという事で、何気なく並べてしまった様です。

隣家は、1階を寝室にしており、さらに悪い事に、窓を開けて寝ていらっしゃるそうです。
ただでさえ蒸し暑い熱帯夜、そこにエアコンの熱風が追い討ちをかける・・・。

それでは、確かに暑そうです(T_T)

この時は、お施主様側を目隠しフェンスにする事で、一件落着しました。
しかし、中には、それをずっと妬む方もいらっしゃいます。
パーフェクトには対応出来ないかもしれませんが、周囲に対して、出来る限り配慮したいものです。

私も、この件以降、例え、施主手配であっても、室外機の位置を一緒に検討する様にしています。


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えっ?目の前に3階建て?? [家づくり失敗例]

モデルハウスに来場されたお客様の話です。

地元の不動産業者に依頼し、第一希望であった、南道路の土地が見つかり、早速、土地契約(^-^)v

もちろん都市計画もチェックし、「第1種低層住居専用地域」なので、2階建ての地域である事も確認済みでした。

無事、工務店で建築して、約3年後・・・、
道路向かいの家が建替えをし、出来てみると・・・、

なんと! 3階建てが建っているではないですか???(@_@)

そんなはずは無い!と役所に確認に行ったら、向かいは、「第1種住居地域」で3階建ても可能な地域との回答・・・、

そのお客様は、日照権で訴える!と息巻いていましたが、私は、止めました。

日影規制のかかる高さ10m以上のマンションならまだしも、通常の一戸建てでは、まず、勝ち目はありません。

残念ですが、裁判費用が無駄になるだけです。

建築計画の際には、自分の敷地だけではなく、周辺の都市計画も確認し、将来、周囲にどのような建物が建つのかも想定した上で、プランニングしましょう!

特に、敷地が大きい家、駐車場、古い町並み、近くに大通りがある場合は、状況が大きく変るかもしれません。

また、その事までキチンとアドバイスしてくれる設計士、ハウスメーカーを選んだ方が無難ですよね。

一生に一度とも言われる、大きな買い物ですから・・・。


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知り合いに頼むのが、一番安心? [家づくり失敗例]

12年前、一戸建てを購入した際、張り切って、玄関までのアプローチをテラコッタタイルで仕上げる事にしました。

そして、工事を、伯母にお願いする事にしました。

伯母(夫妻)は、歩道のタイル貼り等を工事している会社を経営していたからです。

工事当日、テラコッタタイルの貼り方を説明しようとしたら、

『いいよ、いいよ、こっちは慣れているから!』との返事。

そして、工事中は、家に入りにくい事から、夜まで外出を促されました。

『ゆっくり遊んできてね~』と笑顔でご夫妻。

知人は、やっぱり安心だね、頼んで、ヨカッタヨカッタ・・・、

ところが・・・、

帰ってきてビックリ!

テラコッタタイルは、幅1cm程の白目地を取るのが綺麗なのに、目地無しでピッタリ貼ってある?

しかも砂床で固定されていない・・・?? 

なんだか、すっかり和風です!

「イメージと違う!」と控えめに言ったら、

ちゃんと説明しない方がいけない!」と逆に言われ、また、格安で工事してもらっている手前、直してとも言いづらく、よく遊びに来るから勝手に直す事もできず、結局そのままに・・・、

今でも、目地の雑草を抜く度、後悔の念にかられます。

知人に頼む際は、強く言える相手か否かがポイントですね!

できれば、立場が上の人に頼むのは避けたいものです!


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