うっ、2階が暑い! [家づくり失敗例]
8年前にお引渡ししたお客様の話です。
当時は、屋根断熱パネル(DSP)が、オプション扱いで、結構値段も高かったのです。
(延床40坪の家で、差額約65万円程度)
そこで・・・、
『熱貫流率が同等の断熱材を、同じ厚さ入れれば、同じ温熱環境が得られるのでは?』
との考えで、現場で屋根(勾配天井)に断熱材を入れることになりました。
お引渡しも無事に済み、初めての夏。
『2階が暑い!』との残念な連絡がきてしまったのです・・・。
何故だろう?理論的には、同じはずなのに・・・。
お客様から責められる事は無かったのですが、かえって申し訳ない気持ちで一杯になりました・・・。
何がいけなかったのか?未だに明確になっていませんが、屋根の断熱材を現場で施工する事に限界があったのだと考えてます。
構造材との間に隙間が出来てしまったのでしょうか?
また、屋根面の断熱材がロックウールとの併用だったのも原因の一つかもしれません。
ささいな隙間でも、2階リビング&勾配天井のこの家には、大きな問題となったのだと考えています。
今、屋根断熱パネル(DSP)は標準装備となりました!
そして、実家の建替えで、あらためてこの威力を体感しています。
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