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其の四『山手111番館、旧・ラフィン邸』 [横濱見聞録]

横浜に骨を埋めた名建築家、J.H.モーガンが残した、山手屈指の洋館です。
寄棟屋根や窓庇の赤い瓦(残念ながらスペイン瓦ではないけど・・・)、洗い出し仕上げの白い漆喰の壁。
そして、3連半円のアーチのポーチには、南スペインの住宅建築では定番のパーゴラ。
前庭や石畳のアプローチに吹くヨコハマの風が、地中海の風に感じられる、そんな建物です。

玄関側からは2階建てにしか見えませんが、実は丘の斜面をたくみに利用した3層造りです。
地階?の前には半円形のテラス、その先の港の丘見える公園自慢のローズガーデンでは、春と秋のバラの競艶がすばらしいです。

また、地階?にはローズガーデンえの木ていがあり、バラを眺めながらなめるバラの花味のソフトクリームが好評です。

設計者のJ.H.モーガンは大正9年(1920年)に来日したアメリカ人建築家。
横浜に住み、日本全国で30軒以上の建築を手がけました。
今も山手を飾る横浜山手聖公会やベーリック・ホールも彼の作品です。
昭和12年(1937年)没。お墓は山手の外人墓地にあります。

yamate111-pc.jpg

★建築データ★
・竣工:1926年(大正15年)
・設計:J.H.モーガン
・住所:中区山手町111 港の見える丘公園内
・ローズガーデンえの木てい 10:00~17:00 (水曜定休)


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