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其の三『旧燈明寺 三重塔』 [横濱見聞録]

『三渓園』のシンボル的存在。
燈明寺が所在した京都府加茂町は、浄瑠璃寺本堂など和様建築の秀作が多いことで知られています。
この三重塔も同様で、室町初期としては異例なほど禅宗様や大仏様の混入がない、純粋な和様の塔です。
「三渓園」の古建築は、この三重塔の眺望を意識して配置されており、三渓の卓抜した美意識が配置に生きています。


~ 三渓園 ~

横浜を代表する貿易商であり、数奇者としても知られた原三渓(富太郎)のもと本邸。
1902年(明治35年)頃から古建築の蒐集に着手し、1906年(明治39年)には一般への公開を開始しました。
戦前の実業家には、美術品や茶道具の蒐集で知られた人物は多いが、古建築を「蒐集」するという発想には驚かされます。
関東大震災まで蒐集は続けられ、三渓の没後、1953年に原家から横浜市に寄付。
現在、重要文化財10棟を含む、16棟の建築が公開されています。

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★建築データ★
・竣工:室町時代初期
・住所:中区本牧三之谷58-1
・構造形式:3間三重塔婆、本瓦葺


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